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どのように「継続は力なり」を実践するのか

2016/6/6 徳田大紀

 「継続は力なり」と言いますが、その「継続」を続けるために、

モチベーションをどのように保つのかは、非常に難しく、大切な問題だと思います。

 

 そのひとつの解決策として、小さな成功体験を日々積み重ねていくことが挙げられます。

できる!からもっと、できるようになりたい!と思えたら、こちらの勝ちです。

できるようになれば、こだわり、プライド、頑固さがよい意味で生まれます。

小テストなどでも、毎回満点を狙いたくなるのではないでしょうか。

定期テストも模擬テストも小テストもすべてが本番に向けた準備です。

そのため、日々の課題を消化する中で、小さな成功体験を数多く受け取ることは継続的に学習するために

とても効果的だと思います。

 

 たとえば、現在、大学2年生になる、Rくん。高校2年生の夏休み明けに、ほとんど勉強する習慣が

なかった彼が言い出した第一志望の大学は、合格することはとても困難なレベルのものでした。

しかし、偏差値アップよりも、長い受験勉強を続けられるようにすることを第一の目標に受験勉強をスタートさせました。週2回の小テストは、時間をかけて準備をすれば、無理なく満点をとれるものを作成しました。たとえ小テストであっても、うまくいった!できた!という感覚、成功体験をくり返すことで、継続的に学習するための素地を固めることができたように思います。

 

 「毎日、勉強を続ければ、勉強時間は減っていくようです。なぜなら、毎日勉強すれば、忘れないからです。」とは、彼が授業中に言っていたことですが、逆説的で、ハッ!とさせられるものがあります。

そのような彼の姿勢の変化は、彼自身が大きく成長できた証のように思います。

学習の効率よりも、「継続」することの大切さを改めて彼に教えてもらったように思います。

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