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​受験近い ある日のこと

2016/7/7 

受験近いある日のことの出来事でした。
「俺のこと、お母さん 全然分かってくれない。」
と塾に飛び込んできた子がいました。話を聞いてみれば、その子の言い分も理解出来る話でした。

その数日後、どの様な状態なのかを聞くために彼の保護者と面談をしました。

そこでも「中々、私が言ってること 聞いてくれないんですよね。」と言われました。

こちらもまたよく理解できる話でした。

私はどちらの言いたいことも分かります。
お母さんの言っていることは子供の現在の立ち位置を見ていて、
生徒が言っていることは理想の自分を見ていました。
相反する意見ですが、どちらも人間が成長していく過程では必要なものです。

また、自身の成長と仕事の経験を鑑みればどちらの話にも共感出来ます。
このバランスをとって、もっとも良い落とし所を探すのはとても難しい仕事です。

ですが、どちらにも納得して笑って欲しいからこそ僕らの仕事があります。

この様な、出来事は塾の面談などでは多々あります。

今回のことでは、お母さんが現実寄りで子どもが理想寄りな思いを持っていましたが、

もちろんこの逆もまたあります。

しかし、どの保護者さんとお話をしても一貫して感じ取れることがあります。

世界で1番子供の事を分かっているわけではないかもしれない、

けれど、世界で1番子供の事を考えているということです。

その事を、生徒と話し合いしっかり伝え進路などの問題を一緒に向き合っていけたらと考えながら仕事に取り組んでいます。

日々の小さい出来事から進路という大きな壁までの成長の過程で、生徒自身と共にご両親も向き合っていけるお手伝いをできたらいいなと思い日々努力しています。

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