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『なぜ先生になったのか』

 

「大学受験をするから、また英語を教えてください!」

大学を卒業し、民間企業に勤めて数年が経った頃、かつての生徒2人からこのようなメールをもらいました。

 

当時はその時の仕事にやりがいを感じ、楽しく仕事をしていたので、一度は「ごめんね、戻れないの。」と断ってしまいました。

 

しかし、「このまま早稲田セミナーに戻らなかったら、今後この子たちの人生に関わることが無くなるんだ。」と思った時、何とも言えない寂しさを感じました。

当時の仕事は楽しかったけれど、「私」じゃなくてもできる仕事でした。

「あなたがいい」と言ってくれる人に応えることは、「私」にしかできないことだと思いました。

 

数か月悩んだ後、私は早稲田セミナーに戻ることを決意しました。

 

 

私は今、たくさんの生徒と出会い、成績で共に一喜一憂し、たくさん話して、一緒に笑って、悩んで、将来を考えることができて幸せです。社会人になった生徒たちが忙しそうにしながらも、楽しそうに働く様子を知ることも本当に嬉しいです。

 

パン屋さんになりたい子、保育士さんになりたい子、舞台装置の仕事に就きたい子など、今も教え子たちの夢は様々です。何が幸せなのか、みんなそれぞれ違うと思いますが、みんなが10年後も20年後もその先もずっと幸せでいてほしい。

 

そのお手伝いが少しでもできれば私も幸せです。

そう思いながら、進路指導をしています。

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