「逆上がり」

2017/1/15

 逆上がりには、そうあの鉄棒の逆上がりですが、私の青春の苦い思い出があります。

恥ずかしい話ですが、私は高校生になっても逆上がりができなかったのです。

同級生達は、小学生時期に男女を問わず軽くこなしていました。私は「あれ?今日は調子悪いな・・・」などと言い訳にもならない言い訳をしながら、そういう場面に遭遇しないようにこそこそと逃げ回る日々を送っていたわけです。

 もちろん努力を怠っていたわけではありません。人に見られないようにこっそりと練習もしました。ですが、何度練習してもどうにもうまくできない。しかも練習するにしても、学校か公園といった比較的目立つ場所しかなく、だんだんとうやむやにしてしまいました。幸いにし て、小中学生時期は決定的場面も訪れず、なんとかうまく回避できていました。

 

 ところが、高校に入り体育の授業で逆上がりをやらされたのです。「もしかしたら、体力的にも成長しているし、、、」との淡い期待はもろくも崩れ去り、やっぱりできません。クラスでできなかったのは私一人。恥ずかしさに耐えながら目立たないようにしていると、追い打ちをかけるように「できない生徒は夏休みに補習」との体育教師の冷たい一言。逆上がりができないから補習を行うなんて聞いたことがありません。「はあ?いじめだ。」と思いながら、従わざるを得ませんでした。

 

 補習当日、できないのは自分だけと思っていたのですが、十数人集まりました。集まった生徒達には、 お互いを観察しあいながらも妙な連帯感が生まれていきました。

 さっそく、補習授業です。1時間くらいやって解放されるかと思いきや、「手の位置はここ、足の位置はここ、、、」マンツーマンで結構しっかり教えてくれます。すると奇跡のように「できたー!」との歓声が。何回か試すうちに、自分も魔法にかかったようにくるりと回るではないですか、その時の天地が回転する感覚は今でもはっきり覚えています。そのあと言い知れぬ感動が・・・夢中なって、何度も逆上がりを繰り返しました。

 

結論:教え方ってすっごく大事!!

私が教える仕事に就くようになった理由は案外こんなところにあったのかも知れません。逆上がりも数学も英語も、できなかったことができる ようになった喜びはいっしょですね。

「できたー!」のために今日もどう伝えるかを工夫して行こうと思います。

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