「十人十色の冴えたやり方」

 2月に入り、帰り道も随分と寒くなってきました。
授業の後も自習室に残って受験勉強をしていた中3生達が帰宅する際、風邪に気をつけてねと声をかける毎日です。

 

 この時期になると高校受験も差し迫り塾講師の仕事が忙しくなりますが、そうしますと生活のほうにも影響が出てきてしまいます。私もこのところ自炊する事を諦めてもっぱら手軽な外食ばかりなのですが、てきめんお腹周りの肉付きが良くなってしまいました。

生徒からの厳しい指摘もあり身の引き締まる思いですが実際にお腹が引き締まるまでにはいたらず食生活というか生活習慣、コツコツ積み重ねるという事の効果を身をもって感じています。

ということで今回は生活習慣・学習習慣に関するお話なのですが、残念ながらこれをすれば勉強の習慣が身に付く、という汎用性の高い手法はありません。学習を習慣化するためには勉強に対するやる気を維持するために生徒一人ひとりと向き合っていわゆるスイッチを探し、欲を言えば講師がスイッチを押すのではなく生徒自身がスイッチを押そうという意思を持ってもらえるようにしていく必要があります。
 

 とはいえ、これは授業を行う側の話ですので今回はご家族やこの文章を読んでくれた生徒自身、特に中学1・2年生に向けた学習の習慣化・やる気の出し方の話をさせていただきます。

 

まず保護者の方に行ってみて欲しい事ですが、「褒める」ということです。

ありきたりですがやはり子供にとって褒められるということは嬉しいもので、それだけで次の学習意欲につながり、勉強が習慣化することがあります。今まで30点代だったテストが40点になった時、あるいは自主的に机に向かっていた時、もっとハードルを上げてしまいたくなる気持ちもあるとは思いますが焦らずにほめてあげてください。習慣というものは当たり前に行う物事を指します。ハードルがどんどんと上がってしまうと苦しいことが連続してしまい当たり前の日常になる前に挫けてしまうので長い目で見てあげてください。
 また、お子さんのテストの点数が安定して高い場合、うっかり子供が良い点を取ってくることが当たり前になってしまうこともあります。点数を維持するための努力をぜひ褒めてあげてください。

 

次に生徒自身でやる気を出す方法です。テストが近いのにどうしても勉強に対するやる気が起きない様な時に試してほしい方法が「教科書出すだけ法」です。何をするかというと、とりあえずカバンから教科書やワークを全身のやる気を振り絞って表に出してください。それだけでOKです。ただ、もし気が向いたら目次を開いて見てください。もっと気が向いたらテスト範囲のページを探して問題を見て見てください。万が一まだ気が向いたら一問くらい簡単そうな問題を解いて見てください。気が向かなかったら一度別の事に気を向けて見ましょう。
人間や自転車も同じですが動き始めることに一番エネルギーを使います。それが勉強のために動き始めるとなると莫大なエネルギーが必要になってなかなか手が出せません。ですがやる気にならなければ何もしないつもりで教科書を取り出したり、ページをパラパラと捲ると案外そこから加速が付いて手が進むこともあるのでどうにもやる気が起こらない時は試して見てください。

 

これ以外にも勉強をはじめる、続ける方法は色々とありますがあれこれ試して見ても上手くいかないときには図書館に行ってみたり喫茶店に行ってみたりと環境を変えるという選択肢もあります。
授業後に塾に残って勉強を続けている生徒たちからも「家だと集中できないから」という話をよく聞きます。また、塾であればわからない問題が出てきても聞ける相手がいるという安心感があり勉強の敷居を下げてくれます。

 と、話が少しずれましたが勉強を習慣化する上で一番大事なことは何度も挑戦することです。勉強をするぞと一念発起してもその場限りで後が続かないことはよくある話ですが気にせずまずは勉強をしようという意思を持つことを習慣化するところからはじめましょう。その繰り返しで段々と勉強が身近なものになっていきます。

2016/2/14

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