ある母親の独り言

 

平成28年3月2日水曜日 午前9時32分

ここは某都立高校合格発表掲示板の前

イチゼロゼロヨンゼロヨンロク 1004046 イチゼロゼロヨンゼロヨンロク

 

「あったよお~番号あったよ~ ママっ!番号見えてる?」

中3の娘はそう言いながら笑顔で私の方へ向かいそう言った。

 

「うん・・・見えてるよ 見えてる 間違いなく○○ちゃんの受験番号だよね。」

 

娘は「ほらっ!もう大丈夫だよ!ママっ!受かったよ!もう大丈夫だよ・・・。

今日さっ!塾へ行って先生に合格の報告してくるよっ!・・・でさあ・・・。」

 

その後の娘の言葉が 聞こえなてこない・・・。

頭が呆然としてしまい体中の力が抜けていく・・・私はその場に暫く立っていた。

 自然と目尻から涙があふれ出てきた…涙を拭うこともせずただただ自然に任せた。

合格したんだ・・・本当に合格できたんだっ・・ただ ただ嬉しさで胸がいっぱいになった。

 

「おめでとう・・・苦労したけどよかったね」

これが親として娘にかけてやれた最初の言葉だった。

芸のない しゃれっ気もない親としては情けない話だが本当に他に思い浮かばなかった。

後になって「合格っていう感動を味合わせくれてありがとう」とか言えばよかったが

それを思いついたのはそれから数日経ってからのことだった。

 

入塾して受験勉強を始めてわずか10か月で合格できるなんてっ!・・・。

こんなこともあるんだとまるで夢をみているような気分だった・・・。

 

中学1年生から中学3年生の7月まで運動系の部活と

勉強の両立生活を続けていた娘だった。

高校受験の時に有利になるからと始めた部活だった。

 

けれど練習の毎日・・・土日祝日の休みもほとんどない春夏秋冬と部活に明け暮れた日々だった。

遊びに行きたくても休めない・・・。

朝練習のある時は朝6時から学校へ出かけて授業中は疲れ果てて居眠りをしてしまう。

 

自由にならないストレスとの闘いでもあった日々・・・。

 

帰宅すれば夕食をとりながら時には入浴中に居眠りをしてしまう始末・・・。

 

勉強も身が入らない・・・定期考査の度徐々に落ちていく成績・・・努力もするが

数学80点台→50点台→30点台と30点台をキープするのが精いっぱいだった。

 

学校での面談の度、成績表とにらめっこしながらため息「努力はみえるがこのままでは。」と

ため息をつく担任・・・。私達親子もため息をつく

担任は補習もしてくれた。授業の合間に娘にアドバイスもしてくれた。

そして娘も努力はした。でもっ一向に上がらない成績・・・。

 

中2の夏担任と一緒に強く入塾を奨めたが、部活の練習に力を入れたい!

入塾したら部活の練習時間が減ってしまう!良い成績をのこしたいから!と塾を拒んでいた娘だった。

努力した甲斐もあって中3の4月には部活では満足のいく成績も残せた。

 

しかし転機は突然訪れた。中3に進級し1か月…周囲のクラスメイトも周囲は受験モードに変わっていった。

会話と言えば志望校を何処にするっ?ばかり・・・。

雰囲気的にも心理的にも大きく影響も受け焦りがでてきたのだろう。

 

中3の5月突然娘が泣き出した・・・「ママ塾に行きたいよ!!勉強をしたいよ!」

 

私はすぐ娘を入塾を決意させた。

「先生うちの子 成績がダメなんです 数学が全然だめっ!いつも30点代で・・・。」

 

塾の先生はおだやかな表情で「まずは学力テストから・・・。」と学力テストを行ってくれた。

個人面談では幼少期の頃からの子育てに対する方針や学習方法に至るまで話をした。

学習面 心理面ともに娘のことを先生なりに分析してくださったんだと思う。

 

週2回の授業と土曜の無料の自習学習へとアドバイスをしていただいた。

入塾1か月後に定期考査を控えてたため部活の時間を少し削り塾通いを始めた。

すべてお任せしよう・・・先生に・・・親としてはそう考えた。

 

高校進学に大きく影響する定期考査の結果・・・何よりも今は欲しい素内申の数・・・。

 

あっと言う間に1か月は過ぎた。

待ちに待った定期考査の結果・・・その日の夕方答案用紙を抱え娘は駆け足で帰宅した。

「ママっ!見てっ!これっ!みてっ!」と数学の答案用紙を私に見せた。

目に飛び込んできたのは72点の数字だった!

「うわあ~すごいっ!~ほんとっにっすごいっ!よく頑張ったね~。」と嬉しくて

親子してその場に泣き崩れた。。。

 

30点台しか取れなかった数学が、入塾からわずか1か月で70点台にあがるなんてっ!

夢のようだった!感動だった!

 

あの日から本当に始まった受験勉強・・・。

夏期講習に冬期講習・毎月受けるV模擬・・・塾のミニテストで悪い結果がでれば

落ち込んで帰ってくる娘だった。

 

心配な時は先生に娘の様子をメールで相談したりもした。

先生は快く応じてくれた。次に塾から戻ってきた時は

「今日はさあ~先生こんな冗談を言ってさあ~笑っちゃったよ。」などと言って笑ってた娘・・・。

勉強が上手くいかない時はイライラピリピリして周囲に当たり散らす・・・。

 

この時感じた。受験勉強は心理戦なんだと。。。

受験に対するプレッシャーと不安とで苛立つ気持ちをどうポジティブな方向へ導いて行けるのかにも、

結果の良し悪しはかかっているのかとつくづく考えさせられた。

 

まるで電車の車輪を人力で少しづつ動かすようなそんなイメージさえ覚えた。

じっと辛抱の毎日・・・。

 

親としてわが子に何をしてやれるだろうか・・・。

健康管理、栄養管理にあらゆるリラックス方法…音楽・芳香・ストレッチ体操にマッサージ

セロトニンの出やすい食事ってなんだっけ?あっ!バナナだっ!

・・・などなど。。。

 

ともに笑えることを少しでも見つけようと考えた。

時には塾まで迎えにも行った「今日はどうだった?」なんて娘に聞きながら・・・

暗くなりそうな子供の心に火が灯るように心に寄り添ってあげる気持ちで

毎日を過ごした・・・。

 

今まで長かったけれどこんな結果をいただけた。

ご縁をいただけました。

 

合格できたことを心の底から嬉しく思っています。

先生今日まで沢山の数えきれないご支援をありがとうございました。

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