合格発表の日、高校の門をくぐると、すぐそこに受験番号が貼られたボードが見えた。

娘の番号が目に飛び込んできた。
「合格できた!」そう安堵した私は娘に「よかったね」とハイタッチしたかったが、

広報のカメラマンの方が狙っていたので、握手に変えた。

すると娘はとまどい、「えっ、そんな感じ?」と握手もしてくれない。

 「なにも感じない」そう一言つぶやいた。

 「はぁ~ なんだよ その言葉・・・」

照れもあるのだろうがこれまでの苦労をわかっているのかと、

ちょっとムカつく心を抑えながら、合格手続きに向かう。

途中、一緒に受験し合格したクラスメイトに会うと抱き合って喜んでいた。

その姿を見て、ある意味安心した。本当になにも感じないのであれば、

それこそどこかおかしいのかと、他の意味で新たな心配が生まれるところであった。

 

制服の採寸を始めると実感してきたのかうれしそうだ。体操着や上履き、

調理実習で履く専用の上履きなどを選んでいるときは、声も弾んでいた。

本当によかった。この日が来てくれて・・・。

 

思い返せば半年前。8月の夏期講座が終わってなかなか模擬試験の成績が上がってこない。

それまでにいろいろな学校見学に行き、ここに行きたい!と目標の学校もほぼ絞れていたが、受験というものへの実感はこのときは、まだまだ感じていなかったようだ。

 

志望校も決め、内申は足りなかったが推薦入試にもチャレンジした娘。

自己PRの時間が2分間設けられている面接に向けて原稿を書き、暗記の練習をしていた。その中で娘は娘なりに塾のアドバイスを頭に入れながら工夫を凝らしていた。

定型文のようなPR文ではなく、自分の言葉でまとめることを心がけていたようだ。

1日目の作文と集団討論が終わり帰ってきて感想を聞くと

「他の人はとても立派な意見を言っていた。自分はかなわない」と。

それでも、2日目の面接はあきらめることなくチャレンジできたようだ。

その日の朝に

「後悔が残らないように自分がどうしてもこの学校で学びたいことを話してきなさい」

と励まし、送り出した。帰ってきて感想を聞くと

「自己PRでは自分の言いたいことの90%は言えた」

とのこと、緊張が解けたのか面白おかしく面接の様子を話してくれた。

 

結果は残念ながら、不合格だったが、推薦受験を通して娘はいい経験をしたと思う。

確かにいちばん学力をつけていかなければいけない時期に、2日間の推薦に向けてとられる時間は大きい。しかし、そのために費やした時間は決して無駄にはならず、一般受験に向けて「試験に臨む心構え」というものを学んだと思う。

推薦が落ちてしまい、やる気をなくしてしまうのではという心配もあったが、現実の厳しさを知り、しっかり勉強しないといけない気持ちをうまく切り替えられたようだ。

 

本人にしてみれば、うまく切り替えたのではなく、無理にでも切り替えなければならなかったのかもしれない。親には強がって言えないこともたくさんあるのではないか、そう思って早速塾長に相談した。「娘の気持ちを聞いてもらえませんか?」と。

あのときにあのタイミングで塾長に話を聞いてもらえたことは本当によかったと思って感謝している。親に話すよりも正直な気持ちを打ち明けていたと思う。

 

一般受験に向けては寒い時期だったこともあり、追い込みの連続5回の土曜日模擬試験は「行きたくない」を連発。志望校がB判定だったことで、少し気が緩んでいたのもあると思う。「そこからA判定にするためにもがんばれ!」と励まし、心底嫌がっていた娘をなだめすかして送り出し続けた。

この時期はさすがに、勉強しろというばかりでなく、気分転換に書店に行ったり、ショッピングに行ったり、喫茶店でケーキセットを食べたり(笑)と娘の息抜きの時間もちゃんと取るようにした。実はこのころは親の方の不安もピークで、私自身の息抜きにもなった。

男の子とはこのようには行かないだろうけど、受験間近になればなるほど、こういう時間にたくさん会話をすることが大事なような気がする。

 

また、塾長には私自身が不安なときにもメールで相談させてもらったり、娘の様子を報告して今後どのような学びをするのか話し合ったりと密なやりとりをさせていただいた。その都度、娘の性格を見極めて対応してくださり、親では出来ない舵取りをしていただいたと思っている。

中学3年生にあがってすぐの入試説明会から始まり、定期的な3者面談や2者面談、志望校の絞り方やアドバイスなど個別にもご対応いただいた。

システム化された塾はたくさんある。そちらにはそちらのいいところがあるだろうが、子供にしっかり向き合い対応してくださる早稲田セミナーを選んで本当によかったと思っている。

そして、娘の言葉がすべてを物語っている

「塾で勉強するのが大好き。高校行っても行きたい!」

 

 

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